MAIAのプログラムを横展開!地域女性に機会提供する「ふくいテレワーク女子」後藤美佳さんインタビュー

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MAIAでは女性がライフスタイルの変化に影響されずに自分らしく働きつづけられるよう、「でじたる女子プロジェクト」のプログラム内容を各地域と連携し、カスタマイズして提供しています。今回は、この取り組みを活用して福井県で「ふくいテレワーク女子」を展開している後藤美佳さんにお話をお聞きしました。

後藤美佳さん
短大卒業後エネルギー関連企業に22年勤め、秘書、総務、契約、工事管理、新規事業提案などを経験。2020年7月に会社員の傍ら応募した福井県の事業プランコンテストで採択を受け、女性リモートワーカーを育成する「ふくいテレワーク女子」を立ち上げ。同時にでじたる女子として経験を積み、現在は女性のリモート人材の育成をはじめ自治体DXの分野で研修設計、講師、ファシリテーターを務めている。

MAIAと出会う前に抱えていた課題はなんですか?

「自分らしく生きたい、自分に自信を持ちたい」と思っていました。子育てをしながら正社員として働き生活も安定していましたが、時間に追われて自分がやりたいことができず、どこか物足りない気持ちがありました。そんなときに「でじたる女子プロジェクト」に出会い、フリーランスやリモートワークの働き方を知りました。

MAIAとの取り組みの決め手はなんですか?

「でじたる女子プロジェクト」のことを知り、まずは私自身がスキルアップして働き方を変えたいと思うのと同時に「福井県内でも需要があるのではないか?」とも思いました。

MAIAにはフリーランスやリモートワーカーになるための学習コンテンツと導入実績があり、MAIAが掲げる「自分らしく生きる未来を共に創造する」というビジョンにも共感したことが決め手となりました。すでにフリーランスで仕事していた友人と一緒に「ふくいテレワーク女子」を立ち上げ、「でじたる女子プロジェクト」の学習コンテンツを購入する形で地域の女性にも展開する活動をはじめました。

でじたる女子プロジェクトに参加してどのようなことを学びましたか?

私自身がフリーランスやリモートワークは未経験だったため、ITスキルやデジタルマーケティングについて学びました。まずは週に10時間ほどを確保し、約3か月欠かさずに学習を重ねました。学ぶ度に自分自身のスキルアップと充実感を得ることができ、新たなことにチャレンジし続けることが「自分らしさ」であると気づくことができました。その経験が自信にもつながり、どこかで感じていた物足りなさが埋まっていくようでした。

初めて学ぶことばかりでしたが、わからないことはMAIAの方に気軽にチャットで質問できて、学ぶ過程でコミュニケーションをとることが心の支えになり、学習を継続できたと思います。

ふくいテレワーク女子の立ち上げとMAIAからのサポート

学習コンテンツを活用して福井県内でリモートワーカーを育成するにあたり、MAIAからは事務局運営や受講者募集のノウハウを教わり、イベントやシンポジウムの開催にも協力いただきました。主催した「デジタルみらい会議2020inふくい」にはMAIAの月田代表も講師として駆けつけてくださいました。福井県内の行政職員や議員、IT事業者などが参加し、県内に新たな価値観や働き方を提案するきっかけとなりました。

ふくいテレワーク女子の活動への反響

ふくいテレワーク女子の立ち上げにあたり、クラウドファンディングで事務局運営や講師依頼のために必要な約160万円の資金調達ができました。福井県主催の「県民ワクワクチャレンジプランコンテスト2020女性部門」で採択されたり、地元メディアへの出演やセミナー講師などの機会も増えました。

ふくいテレワーク女子を開始して2年後にはワーケーション施設も立ち上げ、フリーランサーのサポートや地域貢献に積極的に参加しています。

クラウドファンディングでは約160万円の支援が集まりました

 

MAIAでの経験を経て、後藤さん自身として最も変化したことはなんですか?

仕事を通じてスキルアップしていくことで「自信」がついたことと、リモートワークによって「自由な働き方」ができるようになったことです。もちろん自分自身で負う追う責任も大きくなりますが、働く時間や場所を自由に選択できるようになりました。

行動していくうちに徐々に自治体のDX関連の仕事に携わるようになり、全国各地の方々と幅広く関われることが充実感につながっています。働き方が変わったことで子どもと一緒にいる時間も増え、働き方の多様性や個性を示せるようになったのも良い変化だと感じています。

どのような方におすすめしたいですか?

働き方や時間の使い方を変えたいと思っている方におすすめしたいです。また、自治体規模で取り組むなどして、その地域の女性が支え合いながらコミュニティになっていくとよいのではないかと思います。

今後の展望や取り組んでいきたいことを教えてください。

でじたる女子プロジェクトでの学びがきっかけで今の活動につながっており、チャレンジしてよかったなと思っています。男女関係なくみんなが自分らしく生きられる環境づくりをすることで、「女性活躍」という言葉がない社会にしていきたいと思っています。

ふくいテレワーク女子公式WEBサイト
https://f-teleworkjoshi.com/

 

◆「でじたる女子プロジェクト」について
MAIAでは日本全国で地方自治体や企業とのコラボレーションを推進し、RPAやSAP、WebデザインなどのITスキル育成・就労支援を行っています。また、プログラムの一部コンテンツについては、個人の目的やペースに合わせて学習できるようサブスクリプション型の「でじたる女子+(プラス)」にて個別に提供を行っています。

 

でじたる女子プロジェクト 公式ページ https://digital-women.maia.co.jp/
でじたる女子+ 公式ページ https://digital-joshi.maia.co.jp/

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